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アルツハイマー病を発病しても症状が現れない脳がある
678人の修道女の人生と脳を対象に、老化を多角的に研究する──。1986年にはじまり現在も進行中の「ナン・スタディ」はアルツハイマー病研究に多くの成果をもたらした。若年期のすごし方が老年期にどう影響するのか、アルツハイマー病の発病と発症の不一致の原因、さまざまな老化を防止する要素。
このかつてない研究に、修道女たちは喜んで協力と献納を申しでた。献身的で温かな“ファミリー”とともにすごす修道女の充実した日常は、単なる長生きではない「高齢という生き方」を問いなおす。個性あふれる修道女たちの、健やかで充足した日々が、年を重ねることの新たな意味を示唆する。
タイム誌・ニューヨークタイムズ紙・テレビなどでも大きく取り上げられ、世界中の注目を集めている、最先端研究現場からの報告。
【ナン・スタディからわかったこと】
・人生の早い段階で老後の脳の健康がわかる?
・教育は脳を守るのか?
・アルツハイマー病発症のスイッチとは?
・アルツハイマー病遺伝子に対抗する基礎体力のある脳はつくれるのか?
・老化防止にきく栄養素とは?
本書のもうひとつの特徴は修道女である。被験者の人生を追跡する過程で、それぞれの修道女の背景が紹介される。ナチスの手を逃れてドイツから渡ってきた少女、67歳でアフリカ行きを実行した豪傑、100歳をすぎてなおかくしゃくとして並外れた脳を保った才女。個性的で魅力あふれる聡明な「おばあちゃん」たちに魅了されることは間違いない。
朝日新聞、日本経済新聞、読売新聞、産経新聞にて書評掲載。